11 月7 日は二十四節気でいう立冬です。冬の気が立つ、冬の始まりです。
ただ、今年は日中は暖かいですし、山も木々も色付いていない感じなので、立冬と言われても・・という感じですね。

これまで暦の上では秋だったのに、こんなに暖かい日が続き、本来気温が下がってくる頃なのに、日中夏日になることによる体へのダメージもあります。
かかなくていい汗をかき、体の中の潤いを失い、気温が高いことにより、要らない熱が体にこもってしまう。そうすると肺が乾きやすくなり、ダメージを受け、免疫力を落とし風邪を引きやすくなるのです。
10 月20 日から始まった秋土用の影響もあり、体調を崩している方も多いと思いますし、それに加え、肺のポテンシャルを落とすと、立冬からさらにウイルス感染しやすくなってしまいます。
中医学・ 薬膳では『 肺は潤いを好み、乾燥を嫌う』と言われています。秋はどこへやら?というくらい温かいことで体の潤いを失い、肺が乾いている状態をそのまま放置して、気温が下がり空気の乾燥が進むと、さらに肺がダメージを受け状態になります。

まずは、梨をたくさん食べましょう。肺を潤す効果が高いです。空咳がでたり、のどの乾燥やいがらっぽさにも効果があります。白木耳を加えてコンポートにされるとなお良いです。白木耳は潤いを高める最強食材と言えます。
しっかり水で戻した後、コトコト1 時間くらい水分を含ませるよう煮ていくと、体内に入った時の効果が格段に上がります。ヨーグルトのトッピングにして、ハチミツをかけて食べてみてください。美味しいうえに、潤いアップ、免疫力アップです!!
中医学を学ぶと、その季節には体がどんな状態になるのか?それにより、どんな症状が出やすくなるのかを理解できます。体のバランスを崩さないように、養生していくことができます。
薬膳は病気の予防・ 未病を改善する食事療法です。学ぶことで、元気に快適に過ごしていけるようになります。
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最後までお読みいただきありがとうございました。


薬膳料理レッスンでご紹介した梨のパンナコッタです。


11 月7 日 横尾 佳那珠