12 月になり、風邪やインフルエンザが大流行していますね。
体調を崩されたというお声も聞こえてきます。
そこで、薬膳の観点からおすすめ食材と漢方薬のお話をちょっとしておきますね!
ご参考になれば幸いです。
インフルエンザやコロナじゃなく、単なる風邪の場合は、
①引き始めに寒気がある時、背中などがゾクっとしたら『葛根湯』です!
早めに飲んでくださいね。発熱しだしてからでは遅いです。
引き始めの発熱する前が効果的です。⾧く服用しないように。(⾧く飲んでも、あまり意味がありませんので)
虚弱体質や体力があまりない方やご年配の方は『桂枝湯』をお勧めします。
②ガタガタ震えるくらいの寒気があり、汗も出ないけど、高熱の場合は『麻黄湯』です!
これも汗が出だしたら服用をやめます。2 日くらいの服用でよいです。
麻黄湯に入っている麻黄で胃が荒れる方もいますので、⾧く服用はしないようにしてくださいね。
③のどが痛い、のどが赤いから始まった風邪には『銀翹散』です!
早目に飲めば、発熱せずに済むかもです。ドラッグストアにもあります。
この風邪は寒気があまりないのが特徴です。
次は、薬膳での養生ですが、
①寒気がある場合は、体を温めるお料理を食べましょう。
写真はかぼちゃの粕汁です!
酒粕で体を温め、かぼちゃは消化に負担が少ないです。もちろん、生姜湯とかも良いです。ネギや生姜がたっぷり入ったスープもお勧めです。
②のどが痛い、寒気はない、発熱がある場合は体の熱を冷まさないといけません。
白菜は清熱作用があり、便通をよくして利尿効果があります。
発熱していると、便通が悪くなります。便や尿をしっかり出すことで熱を下げていきましょう!
白菜をお出汁で煮て、食べてください。
便通や利尿作用により、体の熱を体の外へ出してくれますからね!
漢方も、風邪といえば何でも葛根湯ではありませんし、葛根湯も飲むタイミングがあります。進行してから飲むのでは遅いのです。
発熱も、自身の力で戦っているので、体力があればむやみに解熱しなくてもよいですが、お子さんは進行が早いのと、体力の消耗が
心配なので、様子を見て解熱剤で熱を下げてあげてくださいね!
解熱剤は38.5 度以上での服用です。
元気な方は、疲れを溜めないようにしましょう!過労や睡眠不足は免疫力を落とします。消化不良の時はお粥もお勧めです。
写真は手羽元入りのお粥です。
弊社の『参鶏湯風薬膳スープ』は、滋養強壮で気(エネルギー)を補うスープです!
早めの養生を心がけてくださいね。
また、病中や病後に食べるのもお勧めです。回復を早めます。(おしなもののページをご参照ください)
手洗い、うがい、マスクをし、人混みはできるだけ避けるようにしましょう!
年末年始の楽しい行事が寝込んでしまわないように、気を付けて、
早め早めに養生しましょうね!!
2024.12.24 メリークリスマス 横尾 佳那珠